プラズマ表面処理~独自装置で実現する高品質加工〜

プラズマの特性を活かし樹脂フィルム、金属箔、不織布などの表面の濡れ性改質や清浄化、官能基の導入などにより、被処理材の表面の濡れ性を上げ、接着性を高めます。当社では真空プラズマ表面処理にアルゴン、酸素、窒素などの複数のガス、およびその混合ガスを用途別に使い分けています。さらに各種プラズマパラメーターを適正化することでお客様からの多種多様な素材の表面改質の要望にオーダーメイドで丁寧に対応しています。また真空プラズマ表面処理されたフィルムは、熱と圧力を加えることで接着剤レスで貼り合わせることも可能です。(フィルム種によっては難しいケースもあります。)
当社が独自に開発したロール to ロール装置で、真空プラズマ表面処理を行うことで、長尺にも対応でき、効率良く加工処理が可能となるため、お客様から高い評価を得ています。

プラズマによる接着力の向上、表面改質事例

プラスチック表面 濡れ性の改質

フィルム、金属箔、不織布などに、親水化や撥水化などの表面改質を行っています。

フィルム材料の接着性改善

プラズマ処理により各種フィルムの表面改質を行い、各種接着剤、スパッタ等の接着性を向上させることが可能です。

基材の表面清浄化

基材表面の有機物などをプラズマ処理により除去、清浄化する事ができます。
ウェット洗浄では完全に取り除くことが困難な、圧延油等の残渣も効果的に除去することができます。

様々な素材同士の貼り合わせ

特殊なプラズマ処理により、様々な素材同士を接着剤レスで貼り合わせることが可能です。

プラズマ処理による高接着化事例 ~PTFEの高接着化~

非常に接着し難いPTFEフィルムも、接着性を向上させることが可能です。

プラズマ処理効果の持続性の例

試作の流れ

1)情報収集
・お客様のご要望をお伺いし、当社の知見よりお客様に合わせたプラズマ条件をご提案します。
2)ラボ装置での試作
・最大処理サイズ100mm×200mm
・100mm×200mmを超えるサイズにつきましては、量産装置での試作となります。
3)量産装置でのロール試作
・ラボ装置の条件を基に、ロール試作を実施します。
・条件により都度お見積りします。

量産装置での処理

最大加工幅:1200mm

【処理材料】
プラスチックフィルム:PET、PP、PPS、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂(PTFE、ETFE、PVDF、FEP、PFA等)、COP、COC等
金属箔:銅箔、ステンレス箔、アルミ箔等
繊維系材料:アラミド紙、PET不織布、PPS不織布等

材料厚み:4~500μm(基本的にロール to ロールで搬送できる材料であれば、処理が可能)

プラスチックフィルム、不織布、金属箔等の材料の表面改質を受託処理にて対応します。
お客様のご要望に合わせた処理条件を検討することが可能です。
まずはお気軽にお問い合わせください。